2008.10.12 Sun
いつも当ブログを見ていただきありがとうございます。
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さて、今回は歯石(しせき)の話です。
磨き残した歯垢が唾液のカルシウムなどによって固められ、歯にこびりついたのが歯石です。
歯垢は細菌の塊ですから、それが固まった歯石も細菌の塊と言えます。
また、歯石の表面はデコボコ、ザラザラしており、表面に歯垢がつきやすく、デコボコに入り込んだ歯垢は歯ブラシの毛が届きにくく、磨くことが困難になります。そして磨けなかった歯垢が歯石にかわって行き、さらに歯垢が付着して・・・・という悪循環になります。
このような悪循環が続くと歯石と接する歯ぐきが炎症を起こし(歯肉炎)、進行すると歯ぐきの下の骨が溶けて歯周炎(=しそうのうろう=歯周病)になっていきます。また、細菌の塊である歯垢や歯石は臭いを出し、口臭の原因にもなります。
磨き残した歯垢が歯石にかわるのは最短で1週間と言われています。案外短いでしょう?
歯垢は手用、電動に限らず歯ブラシだけでは取りきれません。何故なら歯の間に歯ブラシの毛は貫通しないからです。したがってデンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシなどを併用して歯の間の歯垢を除去する必要があります。歯ブラシを毎日使うことを大前提に、このような補助的な歯の清掃用具を最低でも1週間に1回使えば、理論的には歯石ができにくくなります。日頃からの予防が大事だということです。
残念ながら歯石になってしまうとカッチカチ、カッチカチやで~というわけで、歯ブラシでは取れないので、歯科医院で専用の道具(超音波スケーラー、エアスケーラー、ハンドスケーラー)で取ることになります。
私は歯石を取るのが好きで、時間の許す限り患者さんの歯石取りをします。
特にハンドスケーラーでパリパリポリポリ、歯石が取れていくと気持ちが良いものです。
なぜ歯石を取るのか?ポイントをまとめると、
1.磨き残した歯垢が歯石になる。
2.歯石は歯ブラシでは取れない。
3.歯石の表面はデコボコ、磨きにくく歯垢がさらに付着しやすい。
4.歯垢とともに歯石も歯周病や口臭の原因となる。
5.歯垢が歯石になるのは最短で1週間。
6.歯ブラシだけでは歯垢の除去は不十分。
7.補助的な歯の清掃用具(デンタルフロス、糸ようじ、歯間ブラシ)をできれば毎日、最低でも1週間に1回は使用する。
ということです。
これだけ注意していてもどうしても部分的に磨き残しがあり、歯垢・歯石が付着してしまいます。
臨床的には歯のある人で、歯石のついていない人は一人もいないと言えるほどです。
最近では就学前の子どもさんでも歯石がついていることもあるほどです。
歯科医院では磨き残し、歯石の付着状況や歯ぐきの状態(歯周ポケット)を客観的に見ることができます。
歯科医院で治療終了後、定期検診をお勧めする理由がここにあります。
是非とも定期検診を受けましょう。
↓ いつも応援ありがとうございます!
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磨き残した歯垢が唾液のカルシウムなどによって固められ、歯にこびりついたのが歯石です。
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このような悪循環が続くと歯石と接する歯ぐきが炎症を起こし(歯肉炎)、進行すると歯ぐきの下の骨が溶けて歯周炎(=しそうのうろう=歯周病)になっていきます。また、細菌の塊である歯垢や歯石は臭いを出し、口臭の原因にもなります。
磨き残した歯垢が歯石にかわるのは最短で1週間と言われています。案外短いでしょう?
歯垢は手用、電動に限らず歯ブラシだけでは取りきれません。何故なら歯の間に歯ブラシの毛は貫通しないからです。したがってデンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシなどを併用して歯の間の歯垢を除去する必要があります。歯ブラシを毎日使うことを大前提に、このような補助的な歯の清掃用具を最低でも1週間に1回使えば、理論的には歯石ができにくくなります。日頃からの予防が大事だということです。
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なぜ歯石を取るのか?ポイントをまとめると、
1.磨き残した歯垢が歯石になる。
2.歯石は歯ブラシでは取れない。
3.歯石の表面はデコボコ、磨きにくく歯垢がさらに付着しやすい。
4.歯垢とともに歯石も歯周病や口臭の原因となる。
5.歯垢が歯石になるのは最短で1週間。
6.歯ブラシだけでは歯垢の除去は不十分。
7.補助的な歯の清掃用具(デンタルフロス、糸ようじ、歯間ブラシ)をできれば毎日、最低でも1週間に1回は使用する。
ということです。
これだけ注意していてもどうしても部分的に磨き残しがあり、歯垢・歯石が付着してしまいます。
臨床的には歯のある人で、歯石のついていない人は一人もいないと言えるほどです。
最近では就学前の子どもさんでも歯石がついていることもあるほどです。
歯科医院では磨き残し、歯石の付着状況や歯ぐきの状態(歯周ポケット)を客観的に見ることができます。
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