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大阪市東成区 森ノ宮・玉造の歯医者 須田歯科のブログ。臨床や臨床を離れた日常生活で見たこと・聞いたこと・感じたことなど・・

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2008.09.10 Wed
親知らず

いやーなイメージがありますよね。
「腫れる」とか「抜かれる」とか・・・

哺乳類である猿から進化したと言われる「ヒト」。昔の「ヒト」は何でも食べました。硬いものも多く食べたわけで、親知らず=第3大臼歯も必要だったのでしょう。

しかし現代の「ヒト」は食生活の変化のせいか、顎が小さくなり、第3大臼歯が正常に生えるスペースが無かったり、最初から第3大臼歯が先天欠如するケースもあります。

生えるスペースが足りないと、斜めや水平に生えてきたり、手前の歯に引っかかって生えてこなかったり、一部しか顔を出さなかったりすることがあります。また、位置が顎の骨やほっぺたと接近しているため、磨きにくかったりします。

このような理由により、他の部位より歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯ぐきの炎症(腫れる)の頻度が高くなるわけです。それと上下の親知らずがきちんと咬みあわず、「歯として生まれてきたのに歯の役割を果たさない」状態になっていることも多いですね。

親知らずの腫れの特徴は、とにかく痛いことです。虫歯のようなキリキリ・ズキズキするような痛みではありませんが、ジーンとするような不快な痛みが続きます。

顎を動かす筋肉やリンパ腺、のどの扁桃腺など近いため、親知らずの周りの炎症がこれらに波及しやすく口が開けづらくなったり、唾を飲み込むと痛い、喋ると痛い、など日常生活に支障をきたすこともあります。


親知らずが腫れる場合、その原因は口の中の細菌による感染です。
もちろん細菌が歯ぐきに接していても、体の持つ防御機構や免疫機構などに守られ、普段は発症しません(慢性炎症)。

しかし疲労、寝不足、栄養不足など、体の抵抗力が落ちると細菌の方が優位に立ちます。
すると体の防御網が突破され、戦いの火の手が大きくなります。体は援軍を呼びます。好中球、リンパ球、マクロファージなどの白血球が前線にかり出されます。そして細菌と激しく戦います。これが急性炎症です。

したがって親知らずの腫れ・痛み(急性炎症)の場合、

1.細菌の数を減らす
2.体の抵抗力を高める

ことによって治ります。感染症ですから風邪(細菌ではなくウイルスですが)などと同じ事ですね。

実際の治療では、

1.親知らずの周りを洗浄し細菌を機械的に洗い流す、抗生物質を服用して細菌を叩く、消炎鎮痛剤(ボルタレンやロキソニンなど)を服用する。
2.体を休める、栄養のある消化の良いものを食べる。

などになります。

しかし、上のことはあくまでも対症療法にすぎません。
原因は歯垢が溜まりやすかったり磨きにくい親知らずそのものですから
根本的に治すにはその環境を変えること、すなわち「抜く」必要があります。

でも腫れと痛みが取れたら抜きたくなくなるんですよねw
それはそれで良いと思います。
歯はあくまでもその人のものですから。

あと、親知らずでも普通に生えて上下でちゃんと咬む場合があります。
こういう場合は歯として立派に機能しているわけですから抜かずに治療したいものですね。

15年ほど前、歯医者になりたての頃。
ある患者さんの親知らずを何とか抜き終えたところ、その患者さんから「見せて下さい」と言われました。何を考えていたのか私、鏡で抜いた後の穴を見せてしまいました。

その患者さんが気絶しそうになったのは言うまでもありませんw
抜いた親知らずを見たかっただけなのに・・・

ゴメンナサイ。


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