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大阪市東成区 森ノ宮・玉造の歯医者 須田歯科のブログ。臨床や臨床を離れた日常生活で見たこと・聞いたこと・感じたことなど・・

2010.01.13 Wed
皆さんは鏡開きしましたか?いや、宴会の酒樽のヤツじゃなくて鏡餅の方。

しかし鏡開きってよく考えると何なの?
ということで改めて調べてみると、鏡開き(かがみびらき)とは、

一、正月に神仏に供えた鏡餅を下げ、雑煮や汁粉に入れて食べる行事である。年中行事のひとつ。

一、鏡は円満を、開くは末広がりを意味する。

一、もともと武家社会の風習。「二十日に鏡を祝うは、初顔祝うという詞の縁をとるなり」とし
  ハッカが刃柄と通じるところから二十日に行なわれてきた。

一、それが十一日に行なわれるようになったのは、徳川三代将軍家光が四月二十日に亡くなったので
  この日を忌日として避けるようになったため。

一、武家の風習が始まりであっただけに、切るをきらって、包丁などの刃物で切るのは禁物で
  手で割り砕くか、金づちで割り開くようにする。

一、鏡餅を開く(割る)ということは、大正月の終わりと、その年の仕事始めを意味する。

一、武士は、具足櫃(ひつ)開きをし、主家の鏡餅を君臣ともども分け合って主従固めをし
  商家では、蔵開きをし、農村では田打ち正月をして、一年の出発とした。

一、鏡餅は一月十日まで飾って、十一日に飾りをとくと同時に餅を食べるのがしきたりであるが
  二十日の小豆粥(あずきがゆ)に入れることもある。

一、歳神へのお供え物をいただくことによって、一年の一家一族の無事息災を祈るという意味がある。

一、祝宴などで酒樽の蓋を木槌で割って開けることを鏡開きと呼ぶ場合があるが
  元来は鏡抜きが正しい表現である。

一、鏡餅を食すことを「歯固め」ともいう。これは、硬いものを食べ、歯を丈夫にして
  年神様に長寿を祈るためという。

などなど。。

この「歯固め」というのは知らなかったですねえ。歯と関係のある風習とは・・
硬いものを食べて歯を丈夫にするなんて昔の人たちは直感的によく理解していたんですね。
軟らかいものを食べるようになり、歯の病気が増えた現代人への警鐘でもありますね。

須田歯科を退職されたスタッフのご実家が今でも毎年、自家製のお餅を送ってくださるのですが、確かに昔ながらのお餅は結構しっかりしていて歯ごたえがあります。真空パックの餅だと歯固めはピンとこないです。

さて、うちの診療所に飾っていた鏡餅はパックになったものが数個入っていたので私とスタッフで分けました。こんなちょっとしたことでもみんなの結束に繋がる気がします。

何年か前に自宅でこのタイプの鏡餅の中の餅を鏡開き前に私がほとんど食べてしまい、嫁がいざ鏡開きをしたら餅がほとんど無い状態でサプラ~イズ!それ以来鏡開きの時期になると、「鏡餅をネズミが勝手に食べた」と毎年毎年言われます(笑

ベランダに七輪出して焼いて食べただけやん。。
歯固めのために。。

いつも応援ありがとうございます。
 
 
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NO TITLE
鏡開きと歯固め・・・
また一つ物知りになりました~
FROM:アンクルン URL 2010.01.13. Wed 19:58 [EDIT]
NO TITLE
>アンクルンさん
食や健康に関する先人の知恵は面白いです。
私も一つ勉強になりました。
FROM:luke55 URL 2010.01.13. Wed 23:01 [EDIT]
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