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大阪市東成区 森ノ宮・玉造の歯医者 須田歯科のブログ。臨床や臨床を離れた日常生活で見たこと・聞いたこと・感じたことなど・・

2008.06.03 Tue
この6月でおかげさまで開業10周年を迎えました。
10年一昔という言葉や、英語では10年間を意味するdecadeという単語があるくらい
実際いろいろなことが大きく変化しうる期間ですし、心理的な節目でもあります。

歯科界でも、いろいろな変化がありました。その中で臨床の現場での一番大きな
変化は何かと問われると、審美歯科、予防歯科、歯周病治療云々ありますけど
この10年ではインプラントだと思います。

歯は根っこの部分を失うと終わりです。虫歯ができたら削って詰めたり
今ある歯を失わないように予防する、という治療も大切ですが、歯があること
つまり根っこがあることが大前提の治療です。

しかし臨床の現場では、根っこを失ってから、あるいは根っこを抜く以外に方法が
無い、という状態で来院される患者様が多いのも事実で、根っこから歯をよみがえらせる
インプラント治療は画期的であり、今では臨床的に無くてはならない治療法です。

インプラント治療は、この10年でインプラントそのものやインプラントを取り巻く環境が飛躍的に
進歩したため、歯科医師にとって治療の幅が増え、今までならあきらめざるを得ないような
ケースでも、なんとかなるという安心感を与えてくれます。また、患者様にもなんとかなりますよ
という説明ができることは気分的に楽です。

歯科医師が心に余裕を持てることは、患者様の安心にもつながりますから、大事なことです。
転医を繰り返してきて当院にたどりついた患者様が、インプラントの話をするだけで笑顔を
取り戻すことが実際あります。


さて、私の好きな作家である故・開高健さんのエッセイか小説の中に、

「たくさんの水が橋の下を流れた」

という一節があったと思います。年月が過ぎたけどその間にいろいろことがありましたよ、
でも水はいつものように変わらず今も流れ続けていますよ、というような意味で使われていた
と思います。なんとなくこのフレーズが好きで、何かの節目の時にいつも思い出します。


次の10年間も、たくさんの水が流れることでしょう。
しかし橋が押し流されることのないよう、余裕をもって診療にあたりたいと思います。


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10周年おめでとうございます。これからもがんばってくださいね。
FROM:ふう URL 2008.06.09. Mon 13:56 [EDIT]
ふうさん、コメントありがとうございます。
遅くなってすみません。

がんばりますよ!これからもよろしく!
FROM:須田 URL 2008.06.11. Wed 08:14 [EDIT]
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