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大阪市東成区 森ノ宮・玉造の歯医者 須田歯科のブログ。臨床や臨床を離れた日常生活で見たこと・聞いたこと・感じたことなど・・

2009.04.03 Fri
世の中不思議な事があるものです。

歯科医師は応用科学もしくは自然科学の一分野を担う仕事をしているわけですから、診療は基礎系や臨床系の学問をバックボーンとしてエビデンスに充ち満ちていなければならず、偶然やいわゆるスピリチュアルなものの入り込むスキは無いわけです。

親知らずの抜歯の難しいケースが念力で済めば楽ですがそうはいきませんw

さて、先日新規で来院されたある患者さんに、左下の奥歯に詰め物をすることになりました。
歯にはすでにカブセモノがしてあり、年齢と共に歯ぐきが痩せてきたため、根っこが露出してすり減り、窪みができています。そこに食べ物が詰まって気になるということで、カブセは触らずに、欠損部だけに詰め物をします。

患者さん「このカブセモノは20年前に治療してもらったの」
私    「すごいですねえ。20年たってもカブセ自体はビクともしてませんね。値打ちありますねえ」

などと雑談していました。そしてひょんな事から私の履歴について話が及びました。

私は平成4年に大学の歯学部を卒業してから、先輩が開設している××市○○区△△歯科医院に勤務医として働いていました。先輩は当時で20年ほど臨床経験があり、私にとっては雲の上の人で師匠でもありました。

患者さん「××市○○区△△歯科医院ですよね?」
私    「そうですよ。□□駅前の交差点を曲がって1つ目の路地を入ったところの」
患者さん「えっ!私その△△医院通ってたのよ。そこの院長にこの歯、治療してもらったんですよ!」
私    「・・・!!真ん前に○○ビルがありました? 」
患者さん「そうそう、そこそこ!昔その近くに住んでたのよ」
私    「・・・何という偶然!先輩(師匠)の触った歯を20年後に全く別の場所で私が触るとは・・・
      でも院長(先輩)はガンで逝去されて△△歯科医院は閉院になったんですよ・・・」
患者さん「・・・・・。」

20年前はまだ私は大学の歯学部にいましたから、この患者さんのことを知るよしもなく、また、患者さんも私のことを知らず、転居後に娘さんの紹介で今回たまたま私の診療所に治療に来られたのです。


なんというか、偶然以上虚構未満といいますか・・・


まあこういうことがあるから臨床って面白いんですよね。
しかし天国から今でも先輩に叱咤されているようで落ち着かないなあ・・

20年ぶりの邂逅。

がんばらないと。。

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