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大阪市東成区 森ノ宮・玉造の歯医者 須田歯科のブログ。臨床や臨床を離れた日常生活で見たこと・聞いたこと・感じたことなど・・

2011.04.18 Mon
ドラマJIN-仁-、前回のシリーズは見ていなかったのですが今回は番宣を見て面白そうだったので見てみました。

現代の脳外科医である仁先生がひょんな事から江戸時代にタイムスリップし、幕末の動乱に巻き込まれながら医師として人々を救っていくというストーリー。。

俺は何のためにここに来たんだ?

どうすればいいのか?

どうなっていくのか?

など度々自問自答し、悩んでいる姿が印象的で、仕事柄、仁先生の使命感そして葛藤は共感できる部分もあります。

脚気を道名津(ドーナツ)で治すという発想には意表をつかれましたが、

実際に栄さんが道名津で元気になり、心配して京都から大急ぎで帰ってきた仁先生と対面した場面は涙が出ました

歯医者としてはドーナツを薬代わりに患者に食べさせるのはいかがなものかと思いますが、そこはフィクションですからね(笑

次回放送が楽しみです

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2011.04.17 Sun
ここ1週間ほど左下の奥歯近辺がじんわり痛くて気にはなっていたのですが、歳のせいか歯と歯の間に食べ物が詰まることがあり、その時の痛み方とよく似ているのでフロスや歯間ブラシで掃除をしてみるものの痛みは収まらずだんだん酷くなってきました。

自分のレントゲンを見て、「これは抜かなアカン・・・

以前記事にしましたが、上の親知らずは昔勤務医時代に痛くなってそこの院長に抜いてもらったのですが、下の親知らずは特に何もなく現在に至っていました。上の親知らずが無いので下の親知らずは歯としての機能を果たしていないことと、強い痛みがあるので抜歯を決意しました。

そもそも歯の治療は子供の時と、上の親知らずと合わせて数回しか受けたことが無く、ある患者さんから「先生、それやったら患者の痛みとか治療の怖さとかわからへんのんちゃう?」と言われた事もあります。

この理屈は一瞬正しいように思えますが、そうなると整形外科医は骨折の経験がなければならず、糖尿病の専門医はせっせと甘い物を食べて糖尿病に、そして救急救命医は心筋梗塞をおこしてドクター・カーで運ばれなければならない、などというおかしな事になってしまいます。

でも自分が歯科治療を受けるとなると歯医者も人の子、やはり恐怖感はハンパ無いです(笑

まして親知らずを抜くなんて・・・

しかし待てよ、今日は金曜日、バイトの勤務医S先生がいるではないか!

抜歯の練習にもなるやろうし今日がチャンスかも・・・

「S先生!親知らず痛いから抜いてくれへんか?

「えっ?院長の親知らずですか??」

「そやねん、自発痛が酷くなってきて我慢できへんねん・・鎮痛剤も効かへんようになってきたし・・」

「わかりました。ちょっと緊張します。。」


というわけで午後診ラストの患者さんの治療が終わるやいなやまず自分で表面麻酔。表面麻酔とは注射の針を刺す部分の歯茎に前もって専用の麻酔液を塗る麻酔のことで、うちの医院では子供から大人までほぼ100パーセント実施しています。表面麻酔でしびれた歯茎は注射の針を刺してもほとんど痛みを感じません。

そして大先生に注射の麻酔をうってもらいます。

表面麻酔をしてるので痛くないとわかっているものの、コワイデス。。

釣り針が指に刺さって取れなくなり、外科で指先にブチューっと注射をされた事があります。

ヘルニアがピークの時は診療の合間に院長室で腰に自分で痛み止めがわりの麻酔の注射を何度かうった事もあります。

でもそれらより今回の方が恐怖感が強く、冷汗が出てきます。

「麻酔かけますね」

「(キタ------------!!!!!!!)」

心の中で大騒ぎしたわりにはほとんど痛くなく、

「全然痛くないわ!!」

と、ひきつりながらも余裕顔(笑

そして数分待っていよいよ儀式の開始です。

「(クル------------!!!!!!!)」

まずヘーベルという器具を歯の根元に差し込んで歯を脱臼させるわけですが、ゴリゴリ、ガリガリ、と思ったより大きな骨伝導音が響きます。

うちの古くからの患者さんで、治療の度に自前のヘッドホンとウォークマンを持参されて音楽を聞きながら治療を受けられる方がおられますがやっと納得できました。。結構音が響くんや・・・

なかなか脱臼しないのか苦労してるようなので指示を出しますが、麻酔が効いてるのと口を開いてるのでちゃんとしゃべれません。

「へーへるgぁ入りやすいよふぉに歯ふぉけzって」
ヘーベルが入りやすいように歯を削って隙間を作ります。

再びゴリゴリ、ガリガリ。。

少し動いてきたようです。

「次ふぁ鉗子でyって」

鉗子はペンチのような器具で、歯をつかみながら歯を揺さぶり、さらに脱臼させます。

「うーむ。。」

鉗子でもあまり動かないようです。。
再びヘーベル→鉗子という手順を何度か繰り返すうち大先生曰く

「何か怖くなってきました・・・」

マスク越しの大先生の顔に焦りの色が見えます。

「アふぉか最ふぉまで集中しふぉ!弱音をふぁkな!!普ふうの患ひゃひゃんやと思ふぇ!(ちゅうか早く抜いてくれ・・・)」

「ハ、ハイ」

と、次の瞬間

「よっしゃ抜けた!抜けました!!よっしゃああああ!!!

全身からスーっと力が抜けます。やっと抜きよったか・・・

治療台から降りてスタッフの顔を見ると何故かみんなニヤニヤ。

あるスタッフが

「痛くなかったですか?」

と訊くので長州小力のように

全然痛くなかったスよ!全然っ!

大先生に自信をつけさせないとダメですし恥をかかせるわけにもいきませんからね。

ホントはちょっと痛かったような気がしないでもないですが(笑

兎にも角にもありがとうです。

貴重な経験になりました。大先生ともども患者さんの日々の診療にフィードバックしたいと思います。

でも最後の親知らずが反対側にまだあるので気が重いデス(泣笑

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2011.04.15 Fri
震災やら身内の不幸やらいろいろあってバタバタしてましてブログの更新さぼってました。。ゴメンナサイ。昨日I先生に「更新してないから広告出てるよw」と教えられて慌てて更新です。ちゃんとチェックしていただいているI先生には感謝です。

久しぶりなのでまじめに歯の症例でも。最近バイトに来ている勤務医の先生ともディスカッションすることの多い根管治療。私が最も力を入れている治療の一つです。根管治療は最も歯科医師の技量が出る治療だと思いますし、何しろレントゲンではっきりと術後の経過が出ますから、言い訳やごまかしのきかない治療と言えます。

「治療してもらった歯が噛むと痛いし歯ぐきが腫れている」、と他院から転医してきた患者さん。二股になった根っこの先に大きな黒い陰が出ています。根っこの先にバイ菌が入って化膿しています。

根管治療を開始します。これはKファイルという器具を歯に挿入して器具の到達具合を確認しています。根っこの先にバイ菌がいますが狙い通り器具が到達しているのがわかります。右側の根っこはヒビが入っているようなレントゲン像にも見えます。最悪の場合は抜歯になるかもしれないと説明し同意を得ます。歯はかなり動揺しています。
20110415-2.jpg
根管充填直後。根っこの先がキレイになったので先の部分までゴム製の詰め物でシールします。後ろ側の根っこはどうやっても器具が到達しませんでしたので、到達できた所まで詰め物をしています。
20110415-3.jpg
かぶせ物をして3ヶ月後。経過をみます。黒かった陰の部分がかなりましになっているのがわかります。3ヶ月後でこの状態ですと経過は良好といえます。かみ合わせによる痛みや歯ぐきの腫れも出なくなり、患者さんにも笑顔が戻ります。
20110415-4.jpg

根管治療に関してインターネット上ではマイクロスコープとかラバーダムとかいろいろな情報が出ていて、実際「根管治療の時にラバーダムをしていますか?」とか「先生はマイクロスコープを使って根管治療をしていますか?」などと聞きかじりの知識での問い合わせが来ることがあります。

ありません、使っていません、とお答えしています。

その瞬間ガチャ切りされることもあります。

道具はあくまでも道具で、道具が勝手に自動で治療をしてくれるわけではありません。

道具を操るのはあくまで人間です。

歯科の治療に於いても同じです。

決してマイクロスコープやラバーダムを否定しているわけではありませんよ。

それらを使って真面目に、真摯に臨床に取り組むことは素晴らしいことだと思います。

しかし頼りすぎることで本質的な部分を見落としてしまっているケースを見ることがあるので・・・

勤務医の先生には指先に伝わってくる感覚を研ぎ澄ませ!

手や指ほどよくできた道具はない。

指先の感触を大事にせよ

といつも言っています。

ちょっと熱くなりましたが(笑)、そういうことなんです。

根管治療については症例をいろいろ出していきたいと思います。乞うご期待。

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